宮崎県日向市に残る築120年の古民家に使用されている「土壁」を再利用をおこない地域に残る古民家を後世に受け継ぐ「土壁ワークショップ」を下記の通り開催致します。

dsc_0050

<蘇れ!土壁ワークショップ Vol.1>
日時:平成28年11月17日(木) 11時から
  (作業時間は2時間から3時間程度)
場所:宮崎県日向市(参加希望の方は協会まで)
定員:12名程度

現在、古民家再生ブームとなる中、究極のエコ材とも言われる「土壁」は、昔から古民家に一般的に利用され特に高温多湿の日向地方では、夏涼しく湿度調整をおこなう大事な役割を担っていました。
しかし現在は、残念ながら古民家再生時にも注目されない素材となってしまっています。

当協会では究極のエコ材である「土壁」を知って頂きたいと願い、築120年の古民家の「土壁」を再利用する過程を宮崎県内初の公開を上記の通り実施致します。

この企画は2回に分け実施致します。
第1回目は、長屋門を解体するにあたり採取可能な土壁・土葺き瓦の土を採取し、築120年の母屋に張られた近代的なサイディング壁を撤去致します。
その採取した土壁の原型を取り戻す流れの中で、「土を採取」→新たに「藁、水を混入」→「発酵」させる工程となり、地域の皆様にも、この作業工程にご参加頂き先人の知恵を学び、伝統資財(再利用可能な自然素材)の素晴らしさを体感頂くことでモノを簡単に廃棄することなくできる限り再利用する大切さを学んで頂きたいと願っています。

当協会では、古民家の調査を依頼されるお客様に対して第三者的な立場にて古民家を調査すると共に、現在全国に概ね380万棟残棟していると言われる古民家が地域の資産として地方創生の一助になるよう行政を始め各種関連団体と連携を図って参ります。