少し前、岡山県古民家再生協会の正田理事長から電話がありました。

「坂口さん、宮崎の方から問い合わせがあったので対応してもらえませんか?」と。話を聞くとインターネットで建物を見ていたら正田理事長の仕事が目に留まったらしいです。意外な問い合わせで少し驚きましたがそのお宅を今日訪問してきました。

 

若いご夫妻が実家に戻り、お父さん、おばあちゃんと同居されるとの事だったのですがそのお宅が立派な事。純和風建築で手入れもしっかりされている様子。

 

若いご夫妻は、「祖父が尽力した家」で思い入れかあるため改修して大事に住み継ぎたい。との事。

 

素晴らしいですね。

 

家も素晴らしかったのですが、大事に住み継ぎたいというその心。

 

昔の日本人は、今みたいに物がすぐ手に入らない時代の人達はいかにして長く使い続けるかという事を、ものを造る段階から考え、使う人もそのことを第一に考えてものを使い、手入れをし、長持ちさせていたんではないかと思います。今後どのように関わるのかは未定ですが、そういう感性を持った若い方と話せた事、とても嬉しく感じた一日でした。

 

一般社団法人古民家再生協会宮崎

(写真は関係ありません)